自動車学校の指導員になるには、独自に国家資格の指定自動車教習所指導員を取得するのも一つの方法です。
しかし難易度が高いため、自動車学校に就職してから3ヶ月から6ヶ月の間事前教養を学び、公安委員会による約3週間の教育研修を受けてから受験するのが一般的です。
公安委員会が行う試験は、筆記と論文、面接、そして技能の4種類に分けられます。
筆記試験や論文では、道路交通法に始まり自動車の構造等まで、幅広い知識が問われ、面接でも口頭試問が行われます。
筆記試験は正誤式、その合格ラインは95%、論文の合格ラインは85%です。
合格ラインが95%ということは、100問出題された場合は5問、50問出題された場合は2問しか間違えられないということになります。
また、都道府県によって出題内容が違い、正誤式でなく論述式のみにしている地域もあります。
さらに技能でも一般の人の技能試験では70%が合格ラインであるのに対し、指導員試験では85%以上が合格ラインです。